添乗員
ツアーコンダクター

添乗員が同行するツアーの種類

添乗員の視点から見ると、添乗員が同行するツアーは以下のように分類できます。
添乗員としてキャリアアップするためには、様々な国や旅行会社、ツアーを担当した多くの添乗経験が、何よりも大切になります。

国内ツアーと海外ツアー

添乗業務の基本的な違いとして、国内ツアーと海外ツアーに大別されます。

  • ・国内ツアー:国内旅行のみを担当し、国内旅程管理主任者の資格が必要。
  • ・海外ツアー:海外旅行を担当し、総合旅程管理主任者の資格が必要。語学力も求められる。

募集型企画旅行と受注型企画旅行

ツアーの企画・販売方法の違いにより、以下の2種類に分けられます。

  • ・募集型企画旅行: 旅行会社が企画し、参加者を募集するいわゆるパッケージツアー。
  • ・受注型企画旅行: 顧客の要望に合わせて旅行会社が企画するオーダーメイドの団体旅行。修学旅行や社員旅行など。

ツアーの形態による分類

ツアーの旅程や内容により、添乗業務の範囲が異なります。

  • ・フリープラン型:現地までの交通と宿泊のみが手配され、お客様は基本的に自由行動。
  • ・観光付きツアー:添乗員または現地ガイドによる観光案内あり。旅程管理がメインの業務となる。
  • ・周遊型ツアー:複数の都市や国を周遊するツアー。移動が多く日ごとに宿泊先が変わるため、きめ細かな旅程管理が求められる。
  • ・テーマ型ツアー:ハイキングやグルメなど特定のテーマに沿った旅程。専門知識を活かした案内が必要。

ツアー日程による分類

ツアーの日程の長さにより、必要とされる添乗員のスキルが変わります。

  • ・日帰りツアー:集合時間や場所の管理がメイン。バスや列車など交通手段により業務に違いがある。
  • ・宿泊型ツアー:ホテルのチェックインやチェックアウト、夕食や朝食の手配など、宿泊に関わる業務が加わる。また列車や航空機など長距離移動が含まれることが多い。
  • ・長期滞在型ツアー:現地滞在中の様々な手配やオプショナルツアーの案内など、きめ細かなサポートが必要。

添乗員が同行するツアーの種類

このように添乗員の視点でツアーを分類すると、添乗業務の内容や求められるスキルが異なることがわかります。ツアーの種類によって、旅程管理、通訳、専門知識、トラブル対応など、様々な能力が要求されるのが添乗員としての腕の見せ所です。